北海道 十勝アルプス牧場

◆ブランデー

バニラアイスにブランデーを1滴加えれば、たちまち大人向けのスイーツに変身します。作り方は非常に簡単で、よく冷やした器にバニラアイスを盛り付けてブランデーを少量かけるだけです。バニラアイスのコクのある味わいとブランデーの芳醇な香りが、大人のくつろぎタイムを演出してくれます。アイスが濃厚なほど、それぞれの味わいが引き立ちます。

◆メープルシロップ

あまりお酒が得意ではない方には、メープルシロップとの組み合わせもおすすめです。メープルシロップはカロリーが低く、ビタミンやミネラルが豊富なことでも知られています。メープルシロップを材料としたアイスもあり、相性はお墨付きです。バターとメープルシロップを炒め、バナナを加えて加熱したものをアイスにトッピングしてもおいしくいただけます。

◆オリーブオイル

ちょっと意表を突く組み合わせが、バニラアイスとオリーブオイルです。オリーブオイルの中でも、特にフルーティーな香りが人気のエキストラバージンオリーブオイルを使用すれば、高級イタリアンのデザートのような独特の風味を楽しめます。

◆塩

人気のある塩スイーツのように、バニラアイスに塩を加えるアレンジもあります。スイカに塩を振りかけるのと同様に、アイスに塩をぱらぱらと振りかければアイスの甘さが強調され、ひと味違った大人のスイーツの出来上がりです。さらに、塩と砕いたミックスナッツやクラッカーなどを混ぜ合わせて、食感のバリエーションを広げてみるのもおすすめです。

◆リキュール

お気に入りのレストランで食事をするのも良いですが、自宅で本格的なイタリアンやフレンチを作るのも大人の楽しみの一つです。週末においしい夕食を作った後は、バニラアイスにリキュールを加えて極上のデザートを堪能しましょう。リキュールの中でアイスにマッチするのは、マンゴーやカカオ、ミントリキュールなどです。

その他にも、ジャムやピーナッツバター、マシュマロ、ハチミツ、インスタントコーヒー、和風調味料など、多彩なアレンジ方法があります。いろいろなトッピングを試して、自分好みのアレンジを見つけてみてはいかがでしょうか。

十勝アルプス牧場では、ブラウンスイス牛のピュアな生乳のみを使用したアイスを通販でご提供しております。コクがありながら、さっぱりとした後味が魅力です。プレミアムアイスやバニラアイス、クリームチーズアイスをはじめ、ミルクソフト、ミルクシャーベットなどもございます。上質な大人の時間を楽しみたい方は、十勝アルプス牧場のアイスをぜひお試しください。

◆チョコレートは人気のトッピング！

人気のトッピングとしてチョコレートが挙げられます。バニラアイスにチョコレートをトッピングするだけで風味が変わり、いくつでも食べたくなるでしょう。例えば、シロップ状のものは、チョコレートソースとして手軽に使えます。冷たいアイスの上にかけるとパリパリに固まり、やわらかいアイスとのコントラストが楽しめることが特徴です。

その他にも、粒タイプのチョコスプレー、シガー状の巻チョコなどをアイスの上に乗せれば、お店で食べるようなスイーツになります。サクサクとした食感が好みなら、チョコクランチをふりかけるのもおすすめです。お子様の好みに合わせて、ミルクチョコレートやビターチョコレートなどの種類から選んでみましょう。

◆きなこや黒蜜を使って和風にトッピング

きなこや黒蜜など、日本で昔から和菓子に使われている素材をアイスにトッピングするアイディアもあります。ただ甘いだけでなく、体に優しい和風のトッピングはお子様にも好評です。バニラアイスに黒蜜と白玉をトッピングすると、食べごたえのあるおやつの完成です。お子様と一緒に白玉を作ると、さらに楽しいひとときとなります。

◆フルーツで彩りよくトッピング

アイスのタンパク質や乳脂肪分に加えて、フルーツの栄養素も摂取できます。育ち盛りのお子様にぴったりです。トッピングに使用するフルーツは定番のバナナやイチゴをはじめ、キウイ、桃など、季節に合わせてチョイスすることもおすすめです。また、旬の時期にイチゴなどをたくさん購入し、冷凍しておくと手軽にトッピングに使えて便利です。

アイスの上に小さくカットしたフルーツを乗せ、さらにグラノーラなどをトッピングしてもおしゃれです。トッピングする際はカロリーオーバーにならないよう、各フルーツの摂取量の目安をチェックしたり、分量を調整したりしましょう。

◆トッピングのアイディアは無限

上記でご紹介したもの以外にも、メープルシロップやクッキー、ドライフルーツなど、バニラアイスにトッピングできる食材は多彩です。クッキーをトッピングして混ぜながら食べるアイスは、お子様と一緒に遊び感覚で作れます。ビニール袋にクッキーを入れて、めん棒などで細かく砕きます。これをバニラアイスの上からトッピングしたり、アイスと完全に混ぜたりしてもおいしくいただけます。ぜひ一度、ご家庭でお試しください。

アイスはシンプルであればあるほど、おいしさが際立ちます。十勝アルプス牧場のバニラアイスは上質なブラウンスイス牛の生乳のみを使用した、シンプルな味わいです。様々なトッピングでもお楽しみいただけます。

◆シャーベットの語源

シャーベットという言葉は、アラビア語で「飲む」を意味する「シャリバ（shariba）」や「シャルバート」が語源といわれています。もともとシャルバートは、果汁に砂糖やハチミツなどを混ぜて雪や氷で冷やした飲み物のことです。9世紀頃には、アラブ人がシチリア島にあるエトナ山の雪を使い、シャルバートを作ったとされます。やがて広く愛飲されるようになると、その存在が西洋圏に伝わり、国ごとで呼び方も変化していったのです。

◆シャーベットの原材料

シャーベットに使われる原材料は砂糖と果汁、卵白、ゼラチン、牛乳、フルーツのピューレなどです。砂糖の代わりにシロップが使われることも多く、乳固形分が少ないのが特徴です。日本では、乳固形分が3％未満であれば食品分類上は氷菓という名称が使われます。一方、牛乳が多めに使われるミルクシャーベットなどのうち、乳固形分が3％以上だとラクトアイスに分類されます。

ちなみにアメリカではシャーベットと表示する場合、乳脂肪分を1～2％含有していることに加え、密度の規定も守る必要があります。

◆シャーベットの特徴

シャーベットは乳脂肪分がほとんど含まれていませんので、アイスと比較するとカロリーは低いです。例えば、100gあたりのカロリーは127kcalほどです。ただし、脂肪分が少ないものの、シャーベットには果糖が多く含まれており、炭水化物の量もそれなりに多い傾向があります。そのため、ダイエット中に食べるといった際は、量を少なめに調整することがポイントです。

また、さっぱりとした口当たりも魅力的な特徴として挙げられます。気温が高い真夏には、シャーベットを好んで食べるという方も多くいらっしゃいます。

◆シャーベットとソルベの違い

シャーベットとよく似たスイーツにソルベがあります。どちらも語源は先述したシャルバートから来ており、ソルベはフランス語、シャーベットは英語です。ソルベは独立したスイーツというより、フランス料理のコースで口直しとして提供されます。口の中をさっぱりさせることが目的のため、乳脂肪分を加えずに作られます。材料もオレンジやレモンなどの柑橘系が主に使用され、果汁と一緒にリキュールやシャンパンなどのお酒を加えたソルベもあります。

こってりとしたコクのあるアイスはもちろん、あっさりとした風味を楽しみたいときにシャーベットはおすすめのスイーツです。十勝アルプス牧場では、北海道十勝の牧場でのびのびと過ごすブラウンスイス牛の生乳を使用したアイスの詰め合わせセットや、ミルクシャーベットなどをご用意しております。細身の容器がかわいいミルクシャーベットは、お口に入れた瞬間にふわっと溶けて、さわやかな喉越しをお楽しみいただけます。ぜひ一度お試しください。

◆世界のアイスクリームの歴史

紀元前のギリシャでは、食品を保存するのに山から運んできた氷雪を使用していました。この氷雪に果汁や蜜をかけて食べるようになったのが、ヨーロッパのアイスクリームの始まりといわれています。また、紀元前2000年頃の中国でも搾った家畜のミルクに長時間熱を加えた後、雪で冷やして食べるアイスミルクのような氷菓子が作られていました。

有名な物語集成「千夜一夜物語」にも登場するアラブのシャルバータは、砂糖と氷または雪で作られています。これがイタリアに伝わり、「ソルベット（シャーベット）」と名付けられます。さらにフランスでは、17世紀末にホイップクリームを凍らせた「グラス・ア・ラ・シャンティ」が誕生します。現在のアイスクリームの原型となったデザートです。

◆日本人がアメリカで出会ったアイスクリーム

日本人が初めてアイスクリームと出会ったのは江戸末期のことです。幕府がアメリカに派遣した使節団が旅先で食べたアイスクリームが始まりとされます。使節団の一員・柳川当清の「柳川日記」には「あいすくりん」と表記され、「まこと美味なり」といった記録も残されています。

◆馬車道通りであいすくりんが発売される

使節団のメンバーだった町田房蔵が明治2年（1869年）に、横浜の馬車道通りで「あいすくりん」のお店をオープンします。牛乳と卵黄、砂糖を原材料にしたあいすくりんですが、当時はかなりの高級品だったため、ごく一部の富裕層や外国人しか口にできなかったといわれています。

◆老舗が続々とアイスクリームを発売

その後、明治8年（1875年）に東京で風月堂、開進堂、函館館がアイスクリームを販売します。さらに明治35年（1902年）には、資生堂パーラーでもアイスクリームが提供されます。当時はまだまだ高嶺の花というイメージの強かったアイスクリームでしたが、大正時代半ばになると工業生産がスタートすることになります。

◆カップ入りアイスクリームの登場

工業化によって家庭でも食べられるようになり、徐々に庶民の間でも人気が高まっていきます。さらに、昭和に入ると今でも定番のカップ入りアイスクリームが誕生し、普及に拍車がかかったといわれています。ただ、戦争により製造はすべて中止となってしまいました。

◆アイスクリームの大衆化

一旦は製造が中止になったアイスクリームですが、戦後に復活の足がかりとなるアイスキャンディーが販売されます。その後、カップアイスの大量生産が本格的にスタートしたり、家庭に冷凍庫付きの冷蔵庫が普及し始めたりしたことで、アイスクリームは国民に広く浸透し、現在も多くの人々に愛される存在となったのです。

十勝アルプス牧場では厳選された材料を使用し、濃厚であっさりした後口のアイスクリームやシャーベットをご用意しております。ギフトにぴったりのアイスセットもございます。

◆濃厚な味わいが特徴のブラウンスイス種

ブラウンスイス種は名前のとおりスイスが原産国で、もともとは乳用・肉用・役用で飼育されていました。アメリカに持ち込まれてから乳牛として改良が重ねられ、現在はスイスやアメリカをはじめ、ドイツ、フランス、オーストラリアなどで飼育されています。日本にブラウンスイス種がもたらされたのは第二次世界大戦後のことで、現在も2000頭ほどしか飼育されていない希少な乳牛です。

毛色はやや黒みがかった茶色で、生乳は乳脂肪分が多く、リッチなコクと味わいが特徴です。一度に搾乳できる生乳の量が少ないため、飼育数も少ない傾向にあります。

◆ポピュラーなホルスタイン種

日本でポピュラーな乳牛といえば、白黒模様がトレードマークのホルスタイン種です。国内で飼育されている乳牛のうち、99％がホルスタイン種といわれています。ドイツのホルスタイン地方やオランダのフリーネ地方が原産地で、穏やかな性格のため、飼いやすいのが特徴です。乳量が多く、乳脂肪分は約3.5％です。

◆乳脂肪分が高いジャージー種

イギリス海峡にあるジャージー島が原産地の乳牛で、国内ではホルスタイン種に次いで2番目に頭数が多いです。黄色味が強いことから、「ゴールデン・ミルク」とも呼ばれています。小柄なため乳量はそれほど多くないものの、乳脂肪分が高い、βカロテンが豊富に含まれていることなどが特徴に挙げられます。

◆タンパク質の含有量が多いエアシャー種

スコットランドのエア州を原産地とする乳牛です。白地に赤褐色のまだら模様の体が特徴で、タンパク質の含有量が多い生乳を生産することで知られています。生乳は主にチーズの原材料に使用されます。

◆乳質の良さが魅力のガンジー種

ジャージー種よりもやや大きい乳牛で、原産地は英仏海峡に位置するガンジー島です。栄養価に優れており、「貴族の牛乳」とも呼ばれています。ガンジー種の頭数は少なく、国内では主に九州で飼育されています。適応性の高さが特徴で、1920年代、リチャード・バードによる南極探検に参加していることでも有名です。生乳はバターやチーズの原材料に向いています。

十勝アルプス牧場では、希少価値の高いブラウンスイス牛の生乳のみを使用した北海道アイスを販売しております。コクのある風味とさわやかな後味は、ブラウンスイス牛ならではの特長です。バターやチーズに使用されることも多いリッチな生乳のため、濃厚な味わいのアイスをご堪能いただけます。

貴重な生乳を使用した贅沢な牧場アイスは、ギフトとしてもぴったりです。セット商品を各種取り揃えております。商品や価格などに関するご質問にも丁寧にお答えいたしますので、気になることはお気軽にお問い合わせください。

◆アイスクリームの日はいつ？

アイスが好きな方にとって楽しみな1日、それが「アイスクリームの日」です。アイスのシーズンが到来する初夏、ちょうどゴールデンウィーク明けに当たる5月9日がアイスクリームの日に制定されており、全国各地でいくつものイベントが開催されています。

東京アイスクリーム協会（現在の日本アイスクリーム協会）によって制定され、最初にイベントが開催されたのは1964年です。アイスの普及を目的として始まり、現在ではアイスクリーム協会だけでなく、大手の食品メーカーなどが主催したイベントもあります。

記念日としての認知度は他の記念日と比べて温度差はあるものの、アイスクリーム協会が実施するアンケートによると、少しずつ認知度が上がってきているといわれています。

◆アイスクリームの日に開催されるイベント

・7都市で開催されるアイスクリームフェスタ

毎年、アイスクリームの日前後の土日にかけて札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の7都市で「アイスクリームフェスタ」が開催されています。アイスのおいしさ・楽しさを普及することが目的です。

アイスの無料配布や福祉施設などへのアイスの寄贈が行われます。イベントには大手メーカーも参加しており、アイスの詰め合わせセットが当たるくじ引きなど、イベント内容も様々です。なお、アイスの無料配布は地域によって異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

・馬車道商店街で開催されるイベント

日本におけるアイスクリーム発祥の地といわれる横浜市の馬車道商店街でも、イベントが行われています。当日はチャリティー募金の参加者に馬車道アイスが配布される他、馬車道マルシェも開催されます。

この他にも、アイスクリームの日にはアイスに関するイベントやキャンペーンが実施されています。お住まいの地域や周辺エリアなどで開催されている場合、参加してみてはいかがでしょうか。

夏場だけでなく1年中楽しめるアイスは、通販でお取り寄せすることでいつでも自宅でお楽しみいただけます。十勝アルプス牧場では、濃厚でなめらかな口どけの上質なアイスをご用意しております。セット商品は6個入り～12個入りまで取り揃えており、送料無料でお届けいたします。

十勝アルプス牧場は2010年に放牧畜産実践牧場認証第1号として認められました。そのストレスフリーな環境で育った牛たちがくれた、おいしい生乳を使用したアイスは味わい深く、コクがあります。後口がさっぱりしているブラウンスイス牛の生乳の北海道アイスをぜひお試しください。

◆ダイエット中でもアイスはOK

たとえダイエット中だとしても、好きなスイーツを完全に避けてしまうとストレスが溜まります。ダイエットを細く長く続けるためには、適度な息抜きも必要です。アイスを食べるときはカロリーを計算し、1日の食事のカロリー量を調整することでカロリーオーバーを回避できます。

◆アイスを食べるタイミング

アイスは食べるタイミングもポイントです。一般的に15時～18時の時間帯は体温が1日で最も高いといわれています。ダイエット中は、この時間帯に食べてみてはいかがでしょうか。一方、夜の遅い時間や入浴後、お酒を飲んだ後は太りやすいとされるため、避けたほうがよいでしょう。

また、トレーニング後の30分～1時間前後もアイスを食べるタイミングとしておすすめです。アイスはさっぱりとした味わいやあっさりとした後味などの商品が多いため、トレーニングした後でも比較的食べやすいでしょう。

◆アイスの選び方もポイント

アイスの種類は乳固形分と乳脂肪分の割合によって分類されます。乳固形分15％以上、乳脂肪分8％以上のものが本来アイスクリームと呼ばれます。乳固形分10％以上で乳脂肪分3％以上はアイスミルク、乳固形分3％以上だとラクトアイスです。これら以外に、乳固形分がほとんどないものは氷菓に分類されます。

例えば、アイスミルクやラクトアイスは、アイスクリームよりも乳脂肪分は少なめです。しかし、トランス脂肪酸を含む植物油脂が使われていることもあり、カロリーは高くなる傾向があります。また、コーンカップもカップアイスに比べて意外とカロリーが高いです。食べ過ぎてしまう可能性もありますので、できるだけ選ばないほうがいいでしょう。

◆アイスを食べる際の注意点

たくさん食べるとカロリーオーバーになってしまうため、量は控えめにすることがポイントです。ダイエット中にアイスが食べたくなったら、小さめサイズを選びましょう。また、アイスを食べると体が冷えます。冷え過ぎると代謝が落ち、かえって体が太りやすい状態になる可能性も少なくありません。温かい飲み物と一緒に食べることなども、体を冷やし過ぎない対策の一つです。

アイスは子どもからご年配の方まで食べられるおいしいスイーツとして、日本人の食生活に浸透しています。十勝アルプス牧場では、放牧認証牧場でのびのびと育ったブラウンスイス牛の生乳を使用した北海道アイスをご提供しております。ご自宅用はもちろん、プレゼント用にもぴったりです。こだわりが詰まったアイスのお取り寄せをご検討中でしたら、お気軽に通販をご利用ください。

◆アニマルウェルフェアとは

家畜を私たち人間と同じように感受性のある生き物と捉え、できるだけストレスの少ない飼育環境を整えることがアニマルウェルフェアの基本的な思想です。アニマルウェルフェアの意識が高まったのは1960年代といわれています。イギリスのルース・ハリソンが著書の中で虐待に近い家畜飼育を批判したことから、大きな社会問題へと発展しました。

当初はヨーロッパと比べて、日本でのアニマルウェルフェアに対する意識の浸透率は低い状況でしたが、徐々に飼育方法の改善に取り組む畜産農家が増え始めます。現在では、2021年度に農林水産省が「アニマルウェルフェアに関する意見交換会」を開催するなど、アニマルウェルフェアを周知するための取り組みが行われているのです。

◆アニマルウェルフェアの基本原則

牛・豚・鶏などの家畜が飢えや喉の渇き、熱の不快さなどのストレスを感じることなく、正常な行動が取れる空間で生活できることが原則です。これまで、家畜は運動が思うようにできない狭い空間で飼われていることがほとんどでした。そのような家畜の生活状況を改善し、恐怖や苦悩、苦痛から自由にしてあげようというのが、基本となる考え方です。

◆アニマルウェルフェアのメリット

例えば同じ牛でも、狭くて身動きが取れないコンクリートの空間で育った牛と、放牧でのびのびと育った牛ではストレスの度合いが大きく異なります。ストレスのない環境で暮らすことで、病気のリスクなどが少なくなります。その結果、牛肉や牛乳の品質アップにもつながっていきます。

また、牛に与える飼料の多くは従来、海外からの輸入に頼ってきました。放牧することで牛たちは自由に牧草や干し草などを食べます。そのため、あえて飼料を与える必要がなくなり、濃厚飼料の割合を下げ、海外飼料を持ち込む必要もなくなるのです。
さらに、アニマルウェルフェアは牛や消費者に限らず、自然環境にも大きな影響をもたらします。放牧する際は放牧地をいくつかの区画に区切り、ローテーションで牛たちを移動させます。適度に土が牛に踏まれることで活性化し、糞尿を肥やしにして植物の生長も促します。

つまり、動物の福祉を重視することによって健康な牛を育てられると同時に、豊かな土壌を蘇らせるというメリットも期待できます。

十勝アルプス牧場は放牧畜産実践牧場認証第1号に加えて、アニマルウェルフェア認証農場（乳牛－9号）の認証も受けた牧場です。アニマルウェルフェアの観点に立ち、ストレスフリーで育てたブラウンスイス牛のおいしい生乳のみを使用した北海道アイスをご提供しております。子どもから大人まで召し上がっていただけるアイスは、ギフトとしてもおすすめです。